2007-01-01から1年間の記事一覧

大津市【おおつ・滋賀】

県の南西、琵琶湖に面する県庁所在地。 中大兄皇子(のちの天智天皇)が西暦667年に都を飛鳥から移したが、わずか5年後に壬申の乱により都は再び飛鳥に戻った。 788年最澄が比叡山に延暦寺を開き、山麓の坂本が門前町として繁栄したが、安土桃山時代の1571年…

大月市【おおつき・山梨】

県東部、秩父山地や丹沢山地などに属する山間部に位置する都市。 江戸時代に甲州街道の宿場が整備されて江戸からの往来が盛んになり、日本三奇橋の一つに数えられ、現在では現存する唯一の刎橋(はねばし)である猿橋(さるはし・えんきょう)は、桂川に架か…

大田原市【おおたわら・栃木】

県の北東部、関東随一の清流として知られ、アユの友釣りで賑わう那珂川が流れる都市。 かつては「大俵」とも書かれ、米の生産高は県内1位であり、軟白ネギ「白美人ねぎ」、いちごやブルーベリー、梨など果実類の生産も盛んである。 市内には竹林が多く、竹を…

大館市【おおだて・秋田】

県北部に位置し、特産品の曲げわっぱで知られる秋田杉や、日本三大地鶏の比内地鶏の産地として知られる都市。 郷土料理のきりたんぽは、マタギが山から帰った際、残した飯を潰して棒につけ焼き、獲物のヤマドリや山菜、キノコとともに煮たり、味噌をつけて食…

大竹市【おおたけ・広島】

県の西端、瀬戸内海に面した都市。 古代には遠管郷(おかのさと)と呼ばれ、当時の都と九州・大宰府を結ぶ古代山陽道の安芸国の終駅として、また交通の要所として栄えた。 パルプ、化学繊維、石油化学等の大企業を誘致し、日本で最初の石油化学コンビナート…

太田市【おおた・群馬】

県の南東部に位置する都市。平成の大合併で人口が20万人を超え、特例市に移行した。 富士重工業(スバル)の企業城下町として知られ、他にも電機・食品・飲料などの工場が多く、工業製品出荷額は県内一位、工場で働く日系ペルー・ブラジル人が多い。 近年、太麺…

大田市【おおだ・島根】

県中部、日本海に面した都市。 博多の商人、神谷寿貞が1526年開発に成功した日本最大の銀山の石見銀山は、大内氏やその後継である毛利氏と出雲の尼子氏の間で銀山争奪戦が繰り返され、江戸時代には幕府直轄領となったが江戸期に銀をほぼ掘り尽し、1920年代に…

大洲市【おおず・愛媛】

県西部、瀬戸内海に面した「伊予の小京都」と呼ばれる都市。 江戸時代初期に藤堂高虎の所領地となり、日本百名城にも数えられる大洲城が近世城郭に改築され、城下町が繁栄した。 肱川(ひじかわ)の河口では初冬の朝、大洲盆地で発生した霧が川を下り、白い霧…

大崎市【おおさき・宮城】

県北部に平成の大合併で生まれた都市。 稲作が盛んで、ササニシキやひとめぼれが誕生した地として知られる。 東北の湯治場として古くから定評がある鳴子温泉郷には、日本にある11の泉質のうち9種の温泉がわき、湯めぐりをする観光客でにぎわう。 ホーム - …

大阪狭山市【おおさかさやま・大阪】

府の南東部に位置する大阪のベッドタウン都市。 日本最古のため池である狭山池は7世紀前半に築造されたとされ、『古事記』・『日本書紀』にもその名が登場し、1988〜2001年の大改修でダム化するとともに、池の周囲は公園として整備された。 かつて狭山池の畔…

大阪市【おおさか・大阪】

淀川と大和川が大阪湾に流れる三角州に位置する、西日本を代表する人口264万の都市。 西暦593年、日本仏教の最古の官寺として聖徳太子により四天王寺が創建され、645年には難波宮が造営され日本最初の本格的な首都となった。1583年、豊臣秀吉が大坂城を築き…

大口市【おおくち・鹿児島】

県北端の内陸盆地に位置する都市。江戸時代に金の採掘が始まり国内有数の金山として栄えたが、閉山とともに過疎化が進んだ。 約400年前の神社の落書きから焼酎発祥の地とされ、現在も伊佐錦などの銘柄を生産、焼酎の歴史や文化、作り方などを知ることができ…

大川市【おおかわ・福岡】

県南西部、筑後川が流れる筑後平野に位置する都市。 室町時代に家具の生産が始まり、明治期に発展、戦後のベビーブームが婚礼期を迎えるころに全国一の生産・出荷量を誇る産地となった。現在では、安価な輸入品に対抗するべく、産官学連携でリバイバルプラン…

大垣市【おおがき・岐阜】

濃尾平野北西部に位置する、岐阜県第二の都市。 松尾芭蕉の「おくのほそ道」むすびの地で、蛤(はまぐり)の ふたみにわかれ行く 秋ぞ の句を読んだ。 古くから豊富で良質な地下水に恵まれ、水と緑を生かしたまちづくりで国土交通省より水の郷百選に認定され…

大分市【おおいた・大分】

県中部、別府湾に面する県庁所在地。1997年に中核市に指定。平成の大合併で関あじや関さばで知られる佐賀関が市域に加わった。 高崎山自然動物園には国指定天然記念物の野生のニホンザルが生息し、観光客は餌付けをされたサルの姿を見られる。 新日本製鐵大…

青梅市【おうめ・東京】

都の西部、御岳から多摩川上流の扇状地にかけて広がる都市。 2月から3月にかけて吉野梅郷梅まつりが行われ、紅梅・白梅合わせて2万5千本もの梅が花をつけ、ほのかな香りをあたり一面にただよわせる。 毎年2月に開催される青梅マラソンは、全国から約1万6千人…

近江八幡市【おうみはちまん・滋賀】

県中部、琵琶湖南東岸に位置する都市。 江戸時代、東海道と中山道と北国街道が交差する交通の要衝として商業地として発展、繁栄した。出身者の中には行商などで財を成し、大坂や江戸へ進出した「近江商人」と呼ばれる者も多い。 碁盤目状の旧市街のほぼ中央…

奥州市【おうしゅう・岩手】

平成の大合併により県南西部に生まれた都市。 平安後期から南部鉄器の製造が始まり、南部風鈴はその美しい音色が夏の風物詩である。また、鉄瓶や鉄鍋を調理に使うと鉄分が摂れるとされ、最近女性などに人気がでている。 奥州藤原氏の祖である清衡(きよひら)…

越前市【えちぜん・福井】

県中部、武生盆地に平成の大合併で生まれた都市。 紫式部が越前国守となった父、藤原為時(ふじわらためとき)と共に2年余り暮らし、源氏物語にも武生の地名が登場する。これにちなみ寝殿造庭園の紫式部公園がつくられ、金色に輝く紫式部像や、総檜造りの釣…

江別市【えべつ・北海道】

石狩平野のほぼ中央、札幌市の東隣に位置するベッドタウン都市。 野幌丘陵には道立自然公園の野幌森林公園があり、その一部は原始の時代から手つかずの状態で保存されている。 1891年、開拓使によって地元の粘土を使用したレンガの製造が始まり、道内の鉄道…

えびの市【宮崎】

県西部に位置する都市。霧島連邦の韓国岳が鹿児島との県境にそびえ、山麓には火山性のえびの高原が広がり、降水量が多いことで知られる。1cm程度の小さな白い花を付ける国の天然記念物のノカイドウは、世界中でえびの高原にしか自生しない。 市街地はカルデ…

海老名市【えびな・神奈川】

県のほぼ中央、相模丘陵の西岸に位置する都市。東京・横浜のベットタウンとして人口の増加が著しい。温暖な気候と肥沃な土壌を利用したイチゴ栽培などの農業も盛んで、特産品のいちごわいんが毎年6月15日に発売され、数日で完売の人気である。 東名高速道路…

恵庭市【えにわ・北海道】

札幌の南、ベッドタウン化が進む都市。恵庭とはアイヌ語で鋭くとがった山を意味する。 食品・飲料などの工場が多く立地し、サッポロビール北海道工場に隣接したビール庭園では、出来立ての新鮮な生ビールと焼肉やジンギスカンが味わえる。 新興住宅地の恵み…

恵那市【えな・岐阜】

県の南東端、木曽川が流れる山間部に位置する都市。かつて中仙道大井宿が置かれ、歌川広重の「木曽海道六拾九次之内」など浮世絵版画を中心に約500点を収蔵する中山道広重美術館や本陣跡、庄屋などが見学できる。 明智地区には「日本大正村」として大正時代…

嬉野市【うれしの・佐賀】

県西部に平成の大合併で生まれた都市。 日本三大美肌の湯のひとつ嬉野温泉は、入浴後も肌につるつる感が残る重曹泉で、美容と健康に効果が期待できるとの評判で年間100万人以上の観光客を集める。飲用にも適しており、この湯で作られた温泉湯豆腐が名物であ…

宇陀市【うだ・奈良】

県の東北部、宇陀川沿いの地域に平成の大合併で生まれた都市。 剣道・弓道などの武道用具生産を発祥とする鹿皮・毛皮の国内有数の産地で、原皮の輸入から、なめし加工、縫製、販売までを一貫して行っている。 女人高野として知られる室生寺があり、本堂・金堂…

江田島市【えだじま・広島】

広島湾、呉市の沖合に浮かぶ江田島、能美島とその周辺に点在する島々で構成される、平成の大合併で生まれた都市。合併によって牡蠣の生産量が日本一となった。 1888(M21)年に東京築地より移転した旧海軍兵学校(現海上自衛隊第1術科学校)は、海軍将校養成の…

雲南市【うんなん・島根】

県東部、中国山地から出雲平野に続く標高差の大きい地に平成の大合併で生まれた都市。故竹下登元首相の生地として知られる。 1996年に加茂岩倉遺跡より日本最多の39個の銅鐸が出土し、古代出雲研究の大きな手がかりとなった。 日本の滝百選の龍頭八重滝(り…

宇和島市【うわじま・愛媛】

県南部、リアス式海岸が広がる宇和海に面する都市。藤堂高虎が1601年に築城した当時の天守が現存している宇和島城は、国の重要文化財に指定されている。 真珠やハマチの養殖を中心とした水産業が盛ん。また、ホタルジャコのすり身を油で揚げたじゃこ天が名物…

うるま市【沖縄】

沖縄本島の中部に平成の大合併で生まれた都市。うるまとは琉球語で珊瑚の島の意味。 本島の与勝半島と平安座島を結ぶ全長4.7kmの海中道路は道の両側に青い海が広がり、人気のドライブコースである。 琉球王国の王権が安定していく過程で、国王に最後まで抵抗…